親の遺品整理、家まるごと一軒分

10年ほど前に父親が、それから4年後に母親が亡くなり、その遺品整理をしました。子供たち(私と妹)は30年以上前に独立して遠方に住んでいましたので、神戸で不用品回収を頼むと料金の相場はここが両親二人の一軒家でしたが、築50年の家の中には様々な物が溢れかえっていました。故人の手帳やアルバム、趣味の本やCD、食器や調理器具、衣服や靴・帽子など、両親の人生を垣間見るような品々でした。困ったのは、比較的綺麗に並べてあった大事な品物の裏側や押し入れの奥、タンスの引き出しの奥などには、何でこんなものを山のようにとしか考えられないようなものがたくさん押し込められていました。包装紙や閉じ紐をきれいにまとめて貯蔵していたり、折れたお箸や錆びたり曲がったりしたナイフやスプーンなどに使えないものも大事に取ってあったのです。厄介なのは、それらのガラクタのような物の中に、たまに数十万から数百万円単位のまとまった紙幣や硬貨が出てくることで、よく確認しないとまとめてゴミ出しできないことがありました。遠くですぐには来れないこともあり、まとまった休みの時に実家に戻っては特定のエリアを細かく分別しては不用品を業者に出す、ということを何度も繰り返しました。加えて、妹が嫁いだ後も実家の一室を物置き代わりに長年していたようで、そこに父母の物と妹の物が混在している上に、「その部屋は触らせない、自分ややるから!」と入口に鍵を取り付けてしまいながら、滅多に整理に戻って来ないのです。おかげで6年たった今でも、完全には遺品整理が終わっていない始末です。自分も終活の年齢が見えてきた今日この頃、なるべく余分なものは普段から残さないようにしようと心がけています。